令和3年度JAPANブランド育成支援等事業補助事業(タジキスタン)報告

タジキスタンレポート

JAPANブランド育成支援等事業補助事業(タジキスタン)「CTコンテナ車による医療普及展開と遠隔画像診断ビジネス実証」の報告書を提出しましたので当サイトにも概要を掲載いたします。

RTICとしては、コンテナ内のCT装置を用いて、教育カリキュラムを用いて現地の医療スタッフ(医師)へのCTの基礎、CT撮影法、感染対策、made-in-Japanの接遇等の教育を担当した。併せて、コンテナ搭載のPACSシステムを使用し画像処理法をレクチャーし、日本国内のサーバーへ画像を転送することにより日本の放射線科専門医による遠隔画像診断の実証実施を行いました。

実施概要

2022年
5月〜CTコンテナをタシケントからタジキスタン・ドゥシャンベに移送

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7月28日(木)~8月7日(日)タジキスタンにて実証実施及び教育プロジェクトを実施
RTICからは、代表理事の松原馨、教育担当の熊谷 先生(診療放射線技師)が現地へ。
またRTIC理事である小川健二先生も同行。

7月28日
移動日本発〜30日タジキスタン・ドゥシャンベ着
コンテナの設置されているタジキスタン国立実用科学消化器内科病院(以下TNPSGH)にて打ち合わせ。

教育プログラム実施概要

8月1日
TNPSGHへCTコンテナ引渡しから、RTIC熊谷より教育カリキュラムOJT(CT撮影の実践・PACS操作など)

8月2日
RTIC熊谷先生より教育カリキュラム座学・OJT(PACS操作・読影など)

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8月3日
オープニングセレモニーはタジキスタン保健大臣を初め、日本からの要人及び、TNPSGHの医師、職員、スタッフ、地元TV局はじめメディア関係者含め150名が参加。テレビのニュース番組でも報道されました。

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同日の教育カリキュラムはCTコンテナ・PACS実習及び見学と、RTIC理事の小川健二先生より講義や読影のデモなどを実施。

OJTとして実際の撮影の実践も熊谷が行いました。

8月4日
午前中はコンテナ発電機の軽油補充のため、カリキュラムは座学「CT検査におけるアーチファクト」をし、午後からはOJT「患者CT撮影の実践」を行いました。

8月5日
引き続き「患者CT撮影の実践」を終えて修講式となりました。

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8月6〜7日
移動日を経て一行は帰国、無事現地での事業を終え、報告書を提出しました。

今回のタジキスタンでの事業はRTICにとっても大きな実績となりました。
引き続き海外支援事業を行っていきます。